10/25 カルチャーへの感謝

昨日はサボりました。お前は弱い人間だ!お前は弱い人間だ!お前は弱い人間だ!と三唱して戒めを加えたので許してください。

 

・Russia Beyondより

ロシアの小都市に住む人たちはどのようにして鬱と闘っているのか? - ロシア・ビヨンド

赤いですね〜〜〜このサイト!まず断っておきますが僕は決して共産主義者ではありません。よく間違われるので......。アジアとはまるで違い、かつ我々が日々触れている西欧文化とも妙に違う東欧の文化や、いわゆる「おそロシア」と言われるようなハチャメチャエピソードが好きなだけで、決してロシアの政治体制が好きな訳では無いのでよろしくお願いします......。

はい。それで、僕の愛読サイト「Russia Beyond」さんです。「クッキーを受け入れる」の赤字が余りに怖くて僕も未だ押すことが出来ない、胡散臭さタップリのサイトですがロシアの文物を色々と紹介してくれてる......というかまぁ手軽に知れるサイトをここしか知らない感じですね。

基本的に見出しを見て気になった記事くらいしか読みませんが、本日のオススメ記事に出ていた1年弱前の記事「ロシアの小都市に住む人たちはどのようにして鬱と闘っているのか?」は久々に琴線に触れる感じがして一読したのですが......。

f:id:Raynakaji:20201025235156j:image(Russia Beyondより)

初っ端から詩的だなぁ......。ロシアの極北には「極夜」......日中でも太陽が沈んだままの日がままあるようでして。その暗鬱とした光景が鬱などの精神疾患を引き起こすことが多いそうです。

続きを読むと、どうやら鬱の原因は酷寒や極夜だけではないようです。ロシアの小都市はインフラが発達しておらず、更にインフレも酷い様子。子供を散歩に連れていくにもマトモな公園すら無いと言うのですから相当ですよね。更には足尾銅山を彷彿とさせるような汚染都市も残存しているみたいですね。

因みに極夜での気分の落ち込みに対処するには、暖かい服を着て温かい食事をして、しっかり睡眠を摂ること。そして夜明けを再現出来る灯り付きの目覚まし時計が勧められています。こういう時計って梅雨時とかに欲しい人まぁまぁいそうですよね。

ロシア人の陰鬱性に関してはこちらの記事もオススメ。

なぜロシアは頗る陰鬱なのか - ロシア・ビヨンド

この記事に書いてあることは結構面白いのでいずれ話題にしたいです。

鬱の話自体はこのくらいにして。

 

・学生「普通の住宅地、いくつかの学校、幼稚園、工場。教会が2つに礼拝堂が1つ。ここに暮らす人々は素朴で、悪い人ではない。ただ疲れ切っている。でも、疲れていない人なんてどこにいるのでしょう」(この学生は教会での祈祷や美しい自然によって心の調和を保っているそう)

・電気工「どうやって自分自身と闘うことなどできるのですか?なんのために闘うのでしょう?ここでわたしたちは必死に生きているわけではなく、満足した生活を送っています。ロシアの他の地方都市と同じようです」(どのように憂鬱な気分に対処しているか問われての応答)

(以上、上記の記事より抜粋)

こういう感情は多くの現代人には通ずるものがあるような気がします。

別に苦しい生活を送ってるわけではなく、苦境に立たされているわけでもない。それでも何だか疲れた気持ちがするし、世界の大きな流れに対して憂鬱な気分になることもある......。僕もブログ書き始めてからは何となく思ったことを吐き出せているような気がして、憂鬱な気持ちもほとんど無くなったと言ってもいいのですが、2週間ほど前の自分を思うと大いに共感できます。

ロシアのある学生が信仰や美に調和を見出し、僕が思考の吐露に調和を見出したように、憂鬱の解決には何らかの心の調和が必要なのかもしれません。心理学はあまりにも埒外なので何も分からないのですが。電気工が言うように「自分自身と闘うことなど不可能」ですから、外的なものに解決を見出すほか無いのだろうとは思います。

その点この国は娯楽に満ち溢れていますから、外的なそれはかなり見出しやすいのでは無いでしょうか?そう考えると、やはり日本は何だかんだ言っても恵まれてるように思えます。明確な文化、明確な国民意識、溢れる娯楽、溢れるブラック企業?まぁ一つ一つの問題に目を向けていてはどうにもならないので考えないことにしましょう。

カルチャーへの感謝を感じた日の感想でした。